マーケティング基本知識

これだけは押さえておきたいマーケティング基本用語

用語集

【本記事はこんな方におすすめ】

・マーケティング初心者で基本用語を押さえておきたい方

・マーケティングを学ぶ予定でまずはとっつきやすい用語から学ぼうという方

【本記事の内容】

マーケティングの主要な用語とその意味をカテゴリ別に分けてまとめました。

参考文献:世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた(KADOKAWA/永井孝尚著)、大学4年間のマーケティング見るだけノート(宝島社/平野敦士カール監修)

マーケティング全般に関連する用語

マーケティング用語

まず最初に最も基本的なマーケティング用語を解説します。諸説あり的な単語もありますが、マーケティングに関わるのであれば自分なりの解釈を持っておくと良いと思います!

マーケティング

人々が欲しいと思うものを提供すること、そのプロセス。

ちなみに、過去の偉人は以下のように唱えています。「マーケティング」という単語は、人によって定義が違うことが多いという前提で、自分の考えを持っておくようにすると良いですね。

「マーケティングとは個人や集団が製品及び価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである。byコトラー

マーケティングとは顧客の欲求を知りそれに合った製品やサービスがひとりでに売れるようにする。byドラッカー

ニーズ

人々が生活する上で必要なものが欠乏している状態のこと

例えば、「お腹すいた」「痩せたい」などまだ具体的になっていないそのままの欲望のことです。

「私は、お腹がすいた」

ウォンツ

特定のものが欲しいという欲望のこと

例えば「チョコレートが食べたい」「ジムに通いたい」など明確化した欲望のことです。

「私は、白米が食べたい」

 

マーケティング1.04.0

コトラー

マーケティングの神様と呼ばれるコトラーが提唱している、マーケティングの考え方のことです。時代によって、顧客のニーズとともにマーケティングの手法も変化していくのでそれに合わせてアップデートされています。

画像引用:コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則/フィリップ・コトラー (著)

 

マーケティング1.0:1900-1960年代

製品中心のマーケティング。企業はマス市場(一般大衆全て)を対象にできるだけ安く高品質な製品を提供しようと、一方的にテレビCMなどの広告宣伝費に費用をかける。

マーケティング2.0:1970-1980年代

顧客志向のマーケティング。商品も情報も行き届いた状況の中、企業は消費者の個々の「心」を掴もうと双方向のコミュニケーションを行う。

マーケティング3.0:1990-2010年代

製品に社会貢献などによる精神の充足を求めている消費者に働きかけていくマーケティング。

マーケティング4.0:2010年代-

ITの時代が到来し、より確固とした存在感を持ちたいと思うようになった人々のために「こうありたい」と考える自己実現欲求に訴えかけるマーケティング

 

KSF(キーサクセスファクター)

目標達成をするために何を行うべきかという成功要因

 

マーケットシェア

市場で自社商品が占めている比率。マーケットシェアを獲得するには、マインドシェアを取ることが重要だと言われている

マインドシェア

自社商品が顧客の心の中でどのくらいの存在感があるか

ブランディング

ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略

 

マーケティング戦略や分析に関する用語

STP

Segmentation(セグメンテーション):市場、顧客を年齢、性別などの特定の切り口で細分化すること

Targeting:限られた経営資源を効果的に使用するために、細分化したセグメントの中からターゲットを定めること

Positioning:ターゲットに対して自社商品の明確な差別化を図る

ポジショニングマップ

業界を2つの軸で分析したマップで、ポジショニングの際に自社の立ち位置を明確にするために作ります。

マーケティングミックス(4P)

ターゲットに働きかけるための4つの要素を組み合わせて展開すること。

Product(製品):品質、製品バラエティ、デザイン、パッケージ、特徴、ブランド名、サイズ、保証など。

Price(価格):定価、値引き、支払い期限、信用取引条件など

Place(流通):流通チャネル、流通範囲、立地、在庫、輸送など

Promotion(プロモーション):広告、販売促進活動、PR活動など

4C

4Pが売り手側の視点なのに対して、買い手側の視点での4つの要素

Consumer(消費者の需要)

Customer cost(顧客コスト)

Convenience(利便性)

Communication(コミュニケーション)

 

PEST分析

4つの切り口から事業を取り巻く外部のマクロ環境を分析する手法です。

Politics(政治)

ビジネスに関連した法律の規制や緩和、国内外の政治動向など

Economics(経済)

景気や物価の動向やGDP成長率、為替や金利、平均所得水準など

Society(社会)

人口動態や環境、トレンド、ライフスタイルや文化の変遷など

Technology(技術)

ビジネスに影響を与える新しい技術の開発、投資動向など

5force分析

 

3C分析

自社の現状を「Customer(市場・顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3つの視点で分析する手法です。

Customer(市場・顧客)」

その事業の市場規模、市場の成長性、購買決定者などを分析し、どのような顧客がいるのかを分析する

Competitor(競合)」

その事業の競合の数、参入障壁の高低、他社の強み・弱み・戦略・業績・経営資源などを分析する

Company(自社)」

「市場・顧客」「競合」の分析で分かったことをもとに、自社の戦略を分析する

VRIO分析

企業がどのような経営資源を持っているのか、またそれを活用する能力があるのかどうかをValue(価値)、Rarlity(希少性)、Imitability(模倣可能性)、Oganization(組織体制)の4つの切り口で分析する手法。

SWOT分析

事業を取り巻く内部環境と外部環境を分析するための手法。

Strength(強み)Weakness(弱み)の内部要因、Opportunity(機会)、Thread(脅威)の外部要因の4つを分析します。

クロスSWOT

SWOTを掛け合わせ、戦略立案に役立つ形にしていきます。

強み × 機会:強みを生かし、機会を勝ち取るためにどのような方法があるか。

強み × 脅威:強みを生かし、脅威をどのように切り抜けるか。

弱み × 機会:弱みを補強して、機会を最大化するためにどのような方法があるか。

弱み × 脅威:弱みを踏まえて、脅威による影響をどうすれば最小限に留められるか。

https://www.profuture.co.jp/mk/column/9580

 

競争地位別戦略

競争戦略の理論で、業界や市場における立場ごとの戦略目標を提示したもの。マーケットシェア、経営資源などの観点から、企業をリーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーの4つに類型化し、それぞれの競争地位に応じた戦略目標を提示している。 1980年にコトラーが提唱。

マーケットリーダー

最大のマ-ケットシェアを持ち、業界や市場を牽引する立場にある企業。競合と同じ種類の製品を扱う同質化戦略、あらゆる種類と価格帯の製品をそろえるフルライン戦略など、「全方位戦略」でシェアの維持、拡大を図り、かつ市場全体を拡大することが戦略目標となる。

チャレンジャー

業界や市場の二番手企業であり、リーダー企業を追ってトップシェア奪取を狙う企業のこと。リーダーとは異なる製品を提供する「差別化戦略」で、シェア拡大を図ることが戦略目標となる。

フォロワー

リーダーやチャレンジャーほど経営資源はなく、ニッチャーほど技術力を持たない企業のこと。競合は最も多いが、上位企業の製品と同等、類似するものを安く提供する「模倣追随戦略」で、合理化によって収益性を高めながらシェア獲得を図ることが戦略目標となる。

ニッチャー

マーケットシェアは小さいが、リーダー企業が興味を示さないようなニッチ市場(すきま市場)において、技術力を生かして独自の地位を獲得している企業のこと。特定のセグメントに絞って専門的な強みを生かす「集中化戦略」で、収益の向上を図ることが戦略目標となる。

 

プロダクトポートフォリオマネジメント

複数の事業を行なっている企業が事業資金をどう配分するかを決定する時に使うフレームワーク。

「問題児」「花形」「金のなる木」「負け犬」の4つに分類し、経営戦略を考えます。

ボストン・コンサルティング・グループが提唱。

 

マーケティングに関する偉人

マーケティングは20世紀の初頭にアメリカで生まれた考え方と言われています。鉄道と通信網が発達し、アメリカ全土が市場になったことで、マーケティングという言葉が盛んに使われるようになりました。

もちろん偉人の名前を知らなくても業務上支障は出ませんが、会話の中で出てきた時に知らないと「マーケティング担当者」としてはちょっとダサいので、頭の片隅には入れておきましょう。

フィリップ・コトラー(1931-)

アメリカの経済学者、マーケティング学者。あらゆるマーケティング理論を構築し「マーケティングの神様」とも呼ばれている。

ピーター・ドラッカー(1909-2005)

オーストラリア出身のアメリカの経営学者、経営コンサルタント、社会思想家。「マネジメントの父」とも呼ばれる。

有名な言葉

「企業の目的は顧客の創造であり、マーケティングとイノベーションが重要」

「”マーケティング”の起源は三越の前身「三井越後呉服店」にあった」

 

A.Wショー(1876-1962)

マーケティング論の先駆者の1人。設備会社の経営者であり研究者で、企業的マーケティング論の創始者とされる。

「市場で需要を作り出すには、市場分析が必要」

 

R.Sパトラー(1882-1971)

P&Gの社員で19世紀末から20世紀初頭のアメリカでのマーケティング実践を理論化した。

「市場の研究は、商品の研究同様に最も重要である」

 

マーケティング指標に関する用語

ROAS(Return On Advertising Spend)

広告費に対してどれだけ売上を得られたか「広告の費用対効果」を表す指標です。広告費1円あたりの売上額を知り、広告費用の回収率を知ることができます。ROASが高いほど広告の費用対効果が高いということになるため、ROASの高い広告の予算配分を高くしたり、入札価格を上げたりするなどして活用できます。

また、ROASが低い広告に関しては広告のリンク先のページを改善するなど、効率的に広告を運用するための対策を練ることもできます。このように、ROASを活用することによって、運用している広告が売り上げに寄与しているのかを数値で判断し、改善していくことが可能になります。

ROI(Return on Investment)

投資した資本に対して、どれだけの利益を得られたかを表す指標。「投資によって得られた利益額」÷「投資額」=「投資のROI(%)」という計算式で算出できます。ROIが高ければ高いほど投資効果が高いということになります。

ROASが広告運用に対する売上を測る指標であるのに対し、ROIは広告費に対する利益を測る指標です。

LTV(Life Time Value)

「顧客生涯価値」とも呼ばれます。ある特定の顧客が特定の企業やブランドと取引を始めてから関係性が終わるまでの期間で、どれだけその企業に利益をもたらすかを算出する指標です。

LTV=「購買単価」×「購買頻度」×「契約継続期間」で計算でき、いずれかの項目を上げることでLTVは向上しますが、LTVを高めるには顧客のロイヤリティの向上が重要とされています。また、顧客との関係性をマネジメントするマーケティング活動のCRMと連動させることで、LTVを高めていくことができます。

CVR(Conversion Rate)

Webサイトへの来訪者のうち、申し込みに至った人の割合のことです。CVR=「コンバージョン数」÷「訪問数(セッション数)」で算出します。CVRは、流入経路別の状況や商品カテゴリ単位、個別ページ単位などでそのパフォーマンスを確認できるため、どこが悪くてどこが良いかなどが明確になります。施策の優先度や対策が必要なページ・要素などを洗い出すことができるため、サイト運営上で重要な指標です。

CPA(Cost Per Acquisition/Action)

主にWeb上での成果(コンバージョン)1件に対して発生した広告費用のことです。成果地点は目的によって変わりますが、通常「Web申し込み」が多いです。CPAが低ければ、それだけ費用対効果が高いということなので、Web運用型広告の運用者達は死ぬ思いでCPA改善を追い求めます。

CPC(Cost Per Click)

CPAと同様にWeb広告の効果測定で使われる指標の1つです。広告が1回クリックされるのにかかった費用、1クリックあたりの単価のことをいいます。リスティング広告などは、CPCが先に設定されている「クリック課金型広告」となります。

CTR(Click Through Rate)

クリック率のことです。広告が表示された際のクリックされる割合を表します。クリック数÷インプレッション数で算出できます。クリックされるということはユーザーがその広告に興味を持ったという根拠になるため、クリエイティブの効果を測る時などに使います。

ABOUT ME
ゆみやん
都内の事業会社に勤めるOL29歳独身です。好きなものは、旅行、猫、東京巡り、ランニングです。筋トレは死ぬほど嫌いですがMなので超やってます。 【社会人1年目〜3年目】広告代理店で身を削り鬱になる→【4年目〜現在】事業会社へ転職し、マーケティング担当として超絶楽しく働いています。 副業でマーケティングコンサルとWEBデザイナーも行なっておりますので、是非ポートフォリオご覧くださいませ m(_ _)m