こんにちは、広告代理店出身、現在は事業会社でマーケティング担当者をしているyukiji(@yukiji_olm)です。
・事業会社のマーケティング担当になるための具体的なフローが知りたい
・現在は代理店や制作会社で働いているがクライアントワークをやめたい
・マーケティング職で転職をしたいがどう進めたら良いかわからない
本記事では、私自身の転職活動の実体験をもとに、若手、未経験者向けに、事業会社のマーケティング担当に転職するステップをまとめました。
【筆者はこんな人】
・本業は事業会社(一応上場)マーケティング担当。
マーケティング戦略立案からクリエイティブ制作まで行う。
・副業でWEBデザイン。収益は月平均10万円。
・前職は総合広告代理店。スキルがつかない&人間関係悪い環境で当時はうつ病に(涙)
・事業会社マーケターに転職したことが、人生で1番良い選択だったと本気で思っている。
本記事では私自身が転職を成功させた実体験から、事業会社のマーケティング担当に転職するためのフローをまとめています。皆さんの転職の参考になれば嬉しいです。
ちなみに私の経歴は以下の通りでして、広告代理店と事業会社マーケティングどちらも経験しており、社会人3年目のキャリアが浅い状態で事業会社へ転職をしました。

事業会社マーケターへの転職は人気
ウィンスリーのプレスリリースによると、事業会社への転職は人気で「広告業界の若手デジタルマーケターの約65%が事業会社への転職希望、しかし成功率は4人に1人程度」とのことで、狭き門になっています。
この度、当社サービスに登録する転職候補者のうち、広告業、PR業界に所属する若手デジタルマーケターの転職におけるインサイトを調査致しました。約65%もの候補者が事業会社への転職を希望していること、しかしながら極めて低い成功率が明確になるなど、興味深い結果が明らかになりました。
マーケティングの中でも狙いやすい職種
「マーケティング」という言葉自体がそもそも非常に広義なので、「マーケティング職」という職種でも色々な種類があります。
- マーケティング/ブランド戦略立案
- WEBマーケティング(WEB広告運用含む)
- SNSマーケティング
- データアナリスト
- 広報/PR
企業によって、上記が混ざっていたり別の分類のされ方をしていたりもしますが、私がこれまで1,000件以上のマーケティングの求人を見てきた限りでは上記が主だと思います。
特に「広報/PR」については、企業によってはマーケティング部で扱っていますが、経営企画部や社長室、などが担当しているケースなども多いです。
そして、今回狙っていく職種は「WEBマーケティング」「SNSマーケティング」の担当です。理由は以下の2つです。
理由:WEBマーケティングの求人数が増えている
WEB業界は成長し続けている業界で、単純に求人数が多いです。さらに現在「DX化」を社内で推進する企業も多いので、今後ますます増えていくことが考えられます。
ちなみに、テレビCM・紙媒体の制作やバイイングをメインとしたオフラインメディアを扱う担当もマーケティング職の中には存在しますが、求人としては一度も見たことがありません。
理由:必要なスキルが限られている
個人的に一番キラキラして見えるのは「マーケティング/ブランド戦略立案」なのですが、こちらは若手・未経験の方には難しい可能性が高いので、本記事では紹介致しません。
実際私もこの職種については今でも求人を見つけたら応募したりしますが、「ブランドマネージャーの経験○年、マネジメント経験○年」などが必須条件になっていたりするので、ハードルとしては高く、ほとんど書類で落ちてしまいます。
また企業によっては「マーケティング/ブランド戦略立案」のポジションは基本新卒で入社した社員しかアサインしない。という会社もあったりするとのことです(一部上場の有名な自動車メーカーがそうでした。)
事業会社マーケティング担当に転職するまでの流れ
続いて、私が考える事業会社のマーケティング担当に転職するためのロードマップは以下です。
ステップ①:現職でマーケティングに関わる仕事をする
※ここで目標達成でもOK!!
ステップ②:マーケティング支援会社に転職し経験を積む
※可能であれば飛ばしてもOK!!
ステップ③:事業会社のマーケティング担当へ転職
ステップ①:現職でWebマーケティングに関わる仕事をする
冒頭でお伝えした通り、事業会社のマーケ担当は狭き門です。まずは実績を作るために、現職でのマーケティングに関わる仕事を探しましょう!
どんな会社にもマーケティングの仕事はあります。例えば、オウンドSNS、ホームページ運用、広告戦略、クリエイティブ制作などです。
例えば、私の同僚(マーケティング部)は元々現場の販売員でしたが、自社のfacebook広告を中心としたプロモーションの提案をマーケティング部の部長へ直談判し、異動を果たして今も活躍しています。
SNS上でも、同様に社内でマーケティングの仕事を手に入れた!という声は非常によく聞きます。もちろん会社によると思いますが、意外とチャンスは普通に転がっています。
逆に、広告代理店でマーケティング経験に繋がりにくい仕事も
私は広告代理店に勤めていた時、初めは営業やメディアバイイングのみで「Webマーケティングをやってます」と言える状態ではありませんでした。
ある日「小さい案件は本来担当する部署では扱ってくれないことがある」という情報を入手。
その場合は、営業(私)が代わりに担当できるとのことだったので、自らそのような案件を探し広告運用の経験を積みました。
どんな環境でも本人の行動次第でもマーケティングの経験は積むことができますし、良い環境にいるだけでスキルが身につくわけではありません。
どうしても職場でマーケティングの仕事ができない場合
本業でマーケティングの仕事を行い経験を積むことが理想ですが、マーケティングは個人でも実践し学ぶことができます。
副業ができる場合は、実際にお金が稼げるとモチベーションが上がるので副業として取り組むのが良いと思います。
副業ができない場合は、無料でコンテンツ発信を行い、集客するという経験を積むことがおすすめです!
【無料で取り組んで、コンテンツへの集客数を実績に!!】
・Twitter
・ブログ
・YouTube
ステップ②:マーケティング支援会社に転職し経験を積む
ここでいう「マーケティングの支援会社」というのは、広告代理店やマーケティングコンサル、Web制作会社、などを指しています。
このように思われると思いますが、マーケティングの経験が浅い状態で「事業会社のマーケティング担当」に転職することは難易度高めです。
奇跡的に転職ができたとしても、スキルが低くて転職後に苦労する人がいるのも事実です。そのため、一見遠回りにも見えますが、私はこのフローをおすすめしています。
私はこれまで100名以上事業会社のマーケティング担当の方にお会いしましたが、前職でマーケティングのお仕事をメインでしていなかった人には一度も会ったことがありません。
ステップ①が達成できず、全くの未経験だとしても支援会社の「営業」であれば、かなり間口は広がります!
もちろん営業でもマーケティングのスキルアップには繋がりますし、さらにその経験を生かして最適な部署に異動をすればさらに専門的なスキルを得ることが可能です。
ステップ③:事業会社のマーケティング担当へ転職
スキルアップ&実績づくりができたら、事業会社へのマーケティング担当への転職にチャレンジです。(もちろんそれまでの過程でも応募してOK!!)
事業会社のマーケティング担当は、冒頭にお伝えした通り、細かいいくつかの職種に分かれています。難易度や求人数に差がありますが、求人数&将来性の観点で以下の職種をおすすめしています。
WEBマーケティング担当(WEB広告運用含む)
WEB広告運用のスキルがあるWEBマーケティング担当です。専門的な知識が必要で、広告運用は個人では比較的学習しにくい領域のためスキルがあると重宝されます。
また、近年事業会社での運用型広告のインハウス化が進んでいるので、事業会社では需要がある職種です。
コンテンツマーケティング担当(SEOやSNS)
広告費をかけずに集客ができる手法なので、非常に需要があります。BtoBの企業でも重宝するスキルなので応募できる企業の幅が広がります。
コンテンツマーケティングは前述の通り、個人で副業NGでも経験を積みやすい領域ですが、継続して本当に結果を出すことは結構難しいです。
そのため、個人でもしっかり結果を出せば評価されるスキルです!!
転職活動をする時のポイント
ステップ①〜③の間、必要に応じて転職活動をしていくことになります。無駄なく効率的に行えるように、転職活動のポイントをまとめました。
転職エージェントへ登録
転職をする際は、無料で利用できる大手の転職エージェントを絶対に利用した方が良いです。
ちなみに私が最も多く利用しているのは、DODAです。様々な転職エージェントを利用したことがありますが、圧倒的に大手の方が求人数が多い&担当者の質が高いのでおすすめです。
大手でも●イナビエージェントを利用した際は新卒2年目の担当者がついてくれたのですが、本当に酷い扱いを受けました・・・。
こちらも時間と体力を使う話なので、良いエージェントを選んで転職活動ができると良いですね。
転職エージェントでは無料で以下のようなサービスが受けられます。
毎日メールで要望にぴったりの求人を送ってくれる
大手人材会社の転職エージェントに登録すると、メールで毎日求人を送ってもらえます。求職者は無料なので絶対に登録しておいた方がよいです。
担当のエージェントの方と面談をして、必要書類を提出したら、毎日求人が届きます。
求人をチェックして、応募したい求人は「応募する」ボタンを押すとエージェントが手続きを全部済ませてくれます。
プロのカウンセラーがキャリア相談に乗ってくれる
1万円のキャリア相談を申し込んで受けたことがあるのですが、ぶっちゃけ大手転職エージェントのキャリア相談とほぼ変わりません。
私の友人では、転職自体を止めてもらった経験があると言っている人もいます。人材業界も競争が激しいのでどんどんサービスの質は上がっています。
企業がお金を払ってくれている分、そのサービスを無料で受けられるという仕組みは絶対に活用すべきなので、今すぐ登録しましょう。
事業会社のマーケティング担当は、一般的に営業などと比べると求人数は少なく人気な職種です。そのため、転職活動の中では落ちることの方が多くなると思います。
落ちてばかりいると自信も無くなってきますが、元々難しいものなのでできるだけ気にせずに、「なぜ落ちたか」をエージェントの方と振り返って改善して、人としてのレベルもアップさせていくことが大事です。
事業会社マーケ向けの書類・面接準備
職務経歴書などの書類の準備と、面接の準備をします。ここでも先程ご紹介した転職エージェントが添削やロープレなどもやってくださるので是非活用しましょう。
面接については、以下は必ずと言って良いほど質問される内容なので、事前にどんな話をするか考えておきましょう!
- 自己紹介(経歴)
- 転職を志望する理由
- 応募企業を志望する理由
- あなたの強み、弱み
- 転職して成し遂げたいこと
マーケティング担当の面接はそもそも数が少ないため調べても中々情報が出てこなかったりしますが、本サイトでもレポートを公開しておりますので、是非参考にしてみてください。


スキルアップを加速させるための勉強法
ここまででご説明した通り、事業会社マーケティング部に転職するためには、ただの転職活動だけではなく、目的意識を持ったスキルアップが不可欠です。ここで、スキルアップをさらに加速させる勉強法をご紹介します。
- YouTubeコンテンツ
- 書籍
- Udemy
- ブログやSNSで実践
広告費がかからないコンテンツマーケティングは、個人でも実際に取り組みやすい施策です。副業として実際に取り組んでみることをおすすめします!
本サイトでも簡単にできるブログの始め方を紹介しているので是非参考にしてみてください。
スクールもどんどん質が上がってきている!!
ピンキリなので無料体験に参加し比較検討はしたほうが良いと思いますが、以下が私のおすすめのスクールです。
- MARKETING WEBCAMP
カリキュラムには華が無いのですがそれがまたリアル。。実際に業務に近い内容が学べます。
DMM MARKETING WEBCAMP|WEBマーケティングスクール - SHElikes
女性だったらおすすめ!意識高い女性が集まっているので本当に刺激を受けます!未経験者向けWEBスクール【SHElikes】
実際に入会した方々の体験記も以下の記事にまとめているので是非参考にしてみて下さい。
https://www.ol-marketing-school.com/shelikes-matome/ - WEBMARKS
SEOに特化したWebマーケター養成スクールです。
まとめ
事業会社のマーケティング担当への転職をするために、私がおすすめするステップは以下の通りです!事業会社のマーケティング担当は非常にやりがいがある仕事です!応援しています!
ステップ①:現職でマーケティングに関わる仕事をする
※ここで目標達成でもOK!!
ステップ②:マーケティング支援会社に転職し経験を積む
※可能であれば飛ばしてもOK!!
ステップ③:事業会社のマーケティング担当へ転職